


LPガス事業は、現在総売上の33.8%を占め、全事業の根幹を成す主要事業です。LPガスは戦後日本が復興し、国民生活が経済的に向上していく中で、欠かすことのできない重要な燃料、すなわち生活エネルギー源として、非常に大きな役割を担ってきました。
現在、LPガスは全国総世帯数の約50%、およそ2,500万もの家庭で利用されているほか、公共施設・ホテル・レストラン等業務用燃料、GHP等空調用燃料、工業用燃料、タクシーや一般向けLPガス車等の自動車用燃料として実に幅広く利用されています。更に、家庭用コージェネレーションや燃料電池の普及、そしてそれらに太陽電池を組み合わせた「W(ダブル)発電」の登場によって、LPガスはその用途を拡大。加えて、最新の調査によってLPガスは、石炭・石油・天然ガス等の燃料に比べCO2・NOx・SOxの排出量が少なく、環境にやさしいクリーンエネルギーとして注目を集めています。
当社のLPガス事業は、近畿一円を中心に北陸・信州・四国・中国と実に幅広いエリアを対象に展開しており、供給基地として、充てん工場33ヵ所、オートガススタンド39ヵ所もの各種設備を擁し、家庭用・業務用・工業用・自動車用への安定供給を可能にしています。また、神戸にLPガス300tタンク2基を有し、災害時の海上受入基地として稼動できる体制をとっています。
幅広いエリアをカバーし、安定供給を実現しています。

従来のガスボンベに替わる次世代のガス貯槽(バルク)をお得意様先に設置し、専用のローリー(バルクローリー)にてLPガスを直接供給するというバルクシステムを、当社は早くも平成10年10月から開始しております。関西一円はもとより、北は石川県、南は高知県と幅広いエリアにて展開しております。
徹底した保安体制を確保しています。


当社は、充実した人材養成を綿密な指導要領に基づき行うことにより、多数の各種資格者を輩出し、高度な保安人材の育成に努めています。

| 高圧ガス保安法関係 |
乙種機械責任者 |
10名 |
| 丙種化学責任者 |
476名 |
| 第1種販売主任者 |
8名 |
| 液化石油ガス法関係 |
液化石油ガス設備士 |
587名 |
| 第2種販売主任者 |
667名 |
| 保安業務員 |
359名 |
| 充てん作業者(バルクローリー) |
161名 |
| ガス事業法関係 |
甲種ガス主任技術者 |
11名 |
| 乙種ガス主任技術者 |
32名 |
| 丙種ガス主任技術者 |
238名 |
| 簡易ガス調査員 |
450名 |
また、電話回線利用のLPガス集中監視システム「ACU24」により、ガス漏れ警報器が鳴動すると、本社ACUセンターに通報が入り、それに応じてお客様宅に電話連絡し安全措置を講じていただきます。
有馬温泉へ天然ガス供給開始。
当社は、平成21年1月より有馬温泉(神戸市北区)への大口都市ガス供給を開始しました。有馬温泉は、日本書紀にもその名が登場する日本最古の温泉として知られています。
有馬温泉街の旅館・ホテルでは、環境問題や省エネへの対応が大きな課題となっており、ガスのクリーン性・CO2削除効果を活かした当社のプランが採用され、都市ガスの導入が決定しました。これは、当社都市ガス事業が環境性と低コストの両面から、地域発展に貢献できるということが証明された結果だと考えています。
都市ガス事業
当社は平成13年7月、兵庫県西脇市の市営ガス事業(約2,800件・導管総延長約60km)を継承し、一般ガス事業、いわゆる都市ガス事業を開始しました。
近畿地方では、初のLPガス事業者による都市ガス事業参入となり、当社の約38,000件の簡易ガス導管供給(総延長約450km)の経験を活かすと共に、大阪ガス認定工事会社として、永年の実績を誇る伊丹産業設備株式会社と連携し、万全の導管管理体制と安定供給を実現しています。
また、平成22年までに全国の都市ガスを高カロリーガスに統一するという国のエネルギー施策「IGF21計画」に基づき、当社では加東市滝野から西脇市に至る全長7.3kmにも及ぶ輸送導管を敷設し、天然ガスによる熱量変更を平成16年4〜5月に実施。シリンダーやバルクタンクに代表される「小規模分散型」から、簡易ガスや都市ガスといった「大規模集中型」に至るまで様々な形態を取り入れ、地域特性に即したガスの安定供給を可能にしています。
地域特性に即したガスの安定供給が可能
大型店舗・ビルなどで定評のある「GHP」・「吸収式空調機」・「大規模ガスエンジンコージェネレーションなど、当社の都市ガス事業はLPガスで培った技術力と提案力で、近年大規模化が顕著な商業施設などへの安定供給体制も万全です。
都市ガス部は、快適な商業空間の演出を通じ、地域社会の発展に貢献しています。
LPガス事業の高度な保安業務を都市ガスにも活かしてます

公共道路に導線が埋設されているという都市ガスの性格上、上下水道等の他工事による導管破損を防止するため、入念な協議・立会と、工事事業者への教育を定期的に実施しています。また、従来の金属製導管から、地震や腐食に強いポリエチレン導線への入れ替えを積極的に進めるなど、供給設備の刷新を図っています。
また、お客様に対する保安面では、都市ガスのお客様にもLPガスと同様のサービスを提供するとの考えから、大手都市ガス事業者以外ではほとんど導入されていない、ガス集中監視システム「AUC24」を都市ガス用として開発し、取り付けを開始しました。