年間15億杯
おいしさを支える
一粒へのこだわり「伊丹米」
米穀事業部は現在、総売上の15.1%を占める事業分野で当社の重要な基幹事業です。1997年の伊丹精米工場の新設から、 2005年の千葉精米工場、2006年の埼玉精米工場と、西日本と東日本に製造拠点を設け、広域な供給体制を確立しました。 また、より安心・安全・高品質なお米を全国のお客様にお届けするために、米穀事業部管理部門と伊丹・千葉・埼玉精米工場とで、 米穀業界初となるISO22000の認証を取得。年間合計1億kg(お茶碗15億杯分)もの精米生産量を誇っています。
精米工場の様子
ナショナルブランド
「伊丹米」パッケージ
商品に関しては、日本を代表するクリエーターの佐藤可士和氏のデザインによる、ナショナルブランド「伊丹米」パッケージに高い評価を受け、 2010年度グッドデザイン賞に加え、日本パッケージデザイン大賞2011において食品部門金賞も受賞しました。更に「伊丹米杵つきもち」においても、 とうもろこし餅・胡麻餅の金賞をはじめ、全品でモンドセレクションを受賞。このように米穀事業部の製品は、数々のプライズに輝いています。
確かな品質を全国に
近年高まりを見せている食に対する安心・安全の要望に応えるべく、全農安心システム米認定工場の資格をいち早く取得、 独自の「トレーサビリティシステム」を導入し、高度な「コンタミネーション防止対策」を自主的に実施しています。 更に、2009年には、業界初となる「食品安全マネジメントシステムISO22000」の認証を、米穀事業部管理部門及び当社全精米工場で取得。信頼できる食品メーカーとして、 一歩進んだ最高の品質を追求し続けています。
伊丹米のトレーサビリティシステム
「トレーサビリティ」とは、食品がどのような経路をたどってきたのかを追跡できるということで、当社では米袋に印字された「ロット番号」で履歴追跡を可能にしています。
コンタミネーション防止対策(例)
「コンタミネーション防止対策」とは、異品種・異物混入防止の自動化のことで、精米ライン上の随所に対策設備を設置しています。
異品種混入防止
精米ラインの各行程毎に設置している昇降機(米を次の行程に運ぶ装置)全てに採用。 ロット終了後、圧搾空気で昇降機下部をエアーブローし、残留(前ロットで精米された別品種の米)を除去します。
※千葉・埼玉精米工場のラインには昇降機ではなく、最新の「エアー搬送」を採用。これにより上記のようなエアーブローの必要が無く、高度なコンタミネーション防止対策となっています。
異物混入防止
着色米・ガラス・石・プラスチック等、異物の混入を防ぐ「ガラス色彩選別機」を精米ラインの2箇所に設置。 精米を2度ソーターに通すことで、徹底的に異物混入を防ぎます。 〈伊丹精米工場の場合〉
食味分析
精米を未熟粒や被害粒など5種類に分類し、形状と品質が安定しているかを測定します。また、均一な食味を保持するため、お米の水分量や白度もチェック。安定した品質・食味維持に努めています。
量販店をはじめ、全国の様々なお店に並ぶ「伊丹米」
当社のナショナルブランド「伊丹米」は、一般の販売店から量販店・生協・百貨店等の大型販売店、食品メーカーや外食産業、当社事業所に至る大きなシェアを獲得しています。